リバーラフティング

ネパールの川下り

 ネパール・アドベンチャー・ガイド

リバー・ラフティングは、近来、旅行者の間で注目を集め、近代装備の充実、旅行社の経験とあいまって、盛んになってきました。初めての方でもご心配なく楽しめます。

特に、このヒマラヤの川下りは、単にエキサイティングなスポーツにとどまらず、険谷、幽谷を抜け、トレッキング街道では触れることのできない、ヒマラヤ奥地の人々の暮らしを垣間見たり、火葬などの風習・異文化に触れうるまたとないチャンスを与えてくれます。また、野生蘭、野鳥も豊富。キャンプ地では同舟の異国の人達との交流等々、ヒマラヤならではの体験があり、きっと思い出深い旅のひとこまとなることでしょう。

氷河に端を発する急流に乗って、沸き上がる歓声、興奮。ぜひ、ヒマラヤン・シェルパ・アドベンチャーでご体験下さい。

ラフティングを始めるまえに、リバー・ガイドから、ブリーフィングがありますが、オールの漕ぎ方等、解らなくても回りの人にあわせてやれば、すぐにのみこめます。万一のため、ライフジャケット等も用意されています。

経験者はカヤック利用もできます。

初心者へのアドバイス(ボーテコシの場合)→ ラフティングのアドバイス

 

River Rafting, 10ルートのご案内

日数は、川下りだけのものです。
シーズンは、最後のタモール(4〜11月)以外、通常9〜5月です。 夏は水量が多く、一部を除いて不可能です。
ベストシーズンは通常のトレッキングと同じく3,4,10,11月で、秋のほうが春よりは水量が多くグレードアップします。12〜2月はちょっと寒く、また、水量が少なくなりグレイドウンします。

川の名

日数

グレイド

源流部

1-5月 6-8月 9-10月 11-12月

スンコシ

10

3 5 4+ 3+

エベレスト氷河

ボーテコシ

2

4 不可 不可 4

ランタン・ヒマール

セティ

3

2+ - 3 2+

アンナプルナ氷河

ベリ

4

2+ - 3 2+

カンジロバ・ヒマール

カリガンダキ

7

4 不可 5 4

ムスタン

カルナリ

9

4+ 不可 5 4+

チベット

アルン

4

4 不可 5 4+

マカルー、エベレスト

タマコシ

10

4 不可 5 4+

ガウリシャンカール

トゥリスリ

4

2 4 3 2

ランタン

タモール

7

- 5 4 -

カンチェンジュンガ

各ルートの詳細

  • 特に明記してない場合は、開始地点までと、終了地点からの交通機関は、地上交通とします。
  • 持物:替着、スニーカー、携帯ライト、(水着、セーター、寝袋、ビーチ・サンダル)等

SUNKOSHI

 世界でも10指に入るベストリバー。7日間コースからありますが、流量やシーズンにより、10日かかることもあります。
  1. Dolalghat to Tarang Gaon
  2. to Dumja
  3. to Khurkot
  4. to Linkhu Khola
  5. to Harkapur
  6. to Rai Ghat
  7. to Rasuwa Khola
  8. to Kampu Ghat
  9. to Sindhure
  10. to Chatara

(注)帰路、ビラトナガールより、カトマンズまで飛行機利用(追加料金)可。

BHOTE KOSHI

 ネパールでも屈指のコース。イージーアクセスで手軽だが、季節によっては手ごわい。メンバーによっては、難所を飛ばすこともできる。
  1. Lamosangu to Balachi
  2. to Dolalghat

SETI

 ダマウリ(put-in)から始まる。2日間コースも可能。アンナプルナ南面が美しい。
  1. Damauli to below Sarang Gat
  2. to Jugeedi
  3. to Narayan Ghat

(注)

  • カトマンズから出発の場合、前日、Damauli入りし1泊
  • ポカラからの場合は、即日開始
  • 適期:5-6,9-11月

BHERI

 ネパールガンジまで飛行機利用のときは、車4時間で開始地点到着。地上交通のみの場合は2泊の行程。

  1. Samjighat to Pagma
  2. to Kute
  3. to Kuiene
  4. to Chisapani or Karnali

KALI GANDAKI

 100km以上のロングコース。マチャプチャレやアンナプルナ山群の展望がすばらしい。
  1. Ramdi Ghat to Manbahan
  2. to Keladi
  3. to Khasrang Ghat
  4. to Nango Tar
  5. to Belauri
  6. to Sanrhe Tar
  7. to Narayan Ghat

KARNALI

 ネパール西部に位置する。初っ端からワイルドな息もつかせぬ激流だ。トレッキングも含むこのロングコースこそまさにアドベンチャー。終点のチソパニはバルディア国立公園入口となる。

Bhankhet to Chisopani

全行程232km. 9 Days

[ジュムラまで飛行機+3日のトレッキング]か、[車でスルケット+3日のトレッキング]か、どちらかを選択。

ARUN

(検討中)

TAMA KOSHI

1Day Trekking from Basti to Sitale

  1. Sitale to Khimti Khola
  2. to Aakashe
  3. to Khurot
  4. to Likhu Khola
  5. to Harkapur
  6. to near Rai Ghat
  7. to Rasuwa Khola
  8. to Kampu Ghat
  9. to Sindhure
  10. to Chatara

TRISHULI

 初心者にもっともふさわしいコースです。
 1〜5日コースあり。(夏期は、baireni to Malekhu 間も可)
  1. Baireni to Malekhu
  2. to Majhimtar
  3. to Muglin
  4. to Simal Tar

(注)バラトゥプールより飛行機利用(追加料金)可

TAMOR

 トレッキングとのコンビネーション。

7 Days from Dobhan to Chatara

料金

[ビラトナガールよりタプルジュンまで飛行機+4時間トレッキング]か、[ヒレまで車+5日間トレッキング]か、選択。

(注)適期:4―11月. 12月以降は水量不足

 

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上の日程(日数)は、川下りだけのものです。

これは、トレッキング等との組み合わせの便を考慮したものです。

リバー・ラフティングのみ(あるいは、カトマンズ市内観光と)を目的に日本からお出かけの場合、カトマンズ滞在を入れた日程表作成と、見積りをします。

ご希望のルートをお知らせ下さい。

 

体験記

ラフティング開始!

(文)小島直美さん

早朝、プルバさんに見送られてカトマンズを出発。今日はこれからゴムボートでトリスリ河を下るリバー・ラフティングに挑戦するのだ。
旅仲間の全ちゃんは泳げない、というもっともな理由からラフティングを棄権。
ガイド兼ボディガードはヌルさん。同い年で日本語を話すネパール人の彼とはいろんな話で盛り上がることが多く、とても楽しい道案内人。
夜明けとともにカトマンズを出発した乗り合いバスは、山へ山へとどんどこ走ってゆき、お昼過ぎにトリスリ河へと到着。
この間、ちょっとびっくりした事。
バスは2時間に1回づつ位トイレ休憩をとるんだけど、トイレがある所に停まるのではなく、河のほとりに停まるの。
後はご想像どうり。各自てきとーな距離をとって用をたすんだけど、女性もそうだからかなりビックリ。
でもネパール風の長いドレスを着ている彼女たちの後ろ姿は一見、しゃがんでいるだけに見えるのですが・・。
ジーンズをはいていては小島ちんは、けっこう冷や汗もの。

午前11時、ラフティング部隊と合流。
各自ヘルメットと救命胴衣を装着し、木製のオールを1本づと渡された後、そのまま河にゴムボートを浮かべ、いきなり河を下り始めるからビックリ!
フロントを守のは私と韓国人のキムさん、バックはヌルさんとラフティングガイド見習い、キオイ君。そして最後尾は大きなオールを2本繰るインストラクター。
彼が発する「Forward!(前にむかって漕げ!)」「Backward!(後ろむきに漕げ!)」「Full Power!(全力で!)」といった号令に従い全員で実地訓練を行うんだけど、木製のオールは思ったより重く、なかなか大変なスポーツであることが判明。
こ、こりゃヘビーだぜ、と汗をかいているうちに最初の関門、さざ波がたつ瀬が見えてきたから全員どっきどき。
ひょえー、なんだかやばくみえるぞぉ!
と、叫ぶ間もなく我らがボートはざざざざー!と瀬に突入していったんだけど、難なくボートは瀬の流れをとらえ、しぶきをあげながら波の上を乗って流れてゆくから、ぜんぜん恐くはないんだよね。
それどころか急にスピードがついて面白いのなんの!
こんな瀬が2つ3つと続くうちに、我々もコツを覚えて、瀬が現れるたびに「行くぞー!」と叫びながら、全員一丸となって、自ら流れにつっこむ勇気もわいてくるから大興奮。
でも面白いのは、瀬だけじゃなくて、河のリズムそのものなんだよね。
トリスリ河は大きなSの字を繰り返しながらうねうねと続いているため、瀬で水しぶきを浴びた後は、しばらくのんびり静かな流れが続き、そのうちまた激しい瀬が現れるといった具合。
河の両岸には子供たちが水浴びをしたり、ネパール女性たちが洗濯や魚とりをしていたり。鵜の群れや水牛もたくさんいて、まったく飽きることがないのです。
午後1時、ランチ休憩。砂浜のある風光明媚な岸にボートを乗り上げ、手早くサラダとサンドイッチを作って昼食をとったんだけど、力のいるスポーツだからみんな先を争うようにしてガツガツ。

その後、再び河を下り始め、3時をわった頃、本日のキャンプ地に到着。
小さな入り江にボートを留めて、砂浜にテントを張り、今夜の寝場所を確保。
キオイ君が夕食を準備する間、ヌルさんと私は近くの村まで散歩にでかけ、村の台所をのぞいて、そこのじゃがいものカレー煮と野鳥のピーナツ油揚げを食べさせてもらった。
石で作ったカマドのふちで、とうがらしやトマトを石でつぶして作る過程も興味しんしん。
辛いけど、味は絶品!
その後、キャンプに戻って夕食。今日のメニューはカレー味の野菜の煮付けにカレーピラフ、それにフレンチ・フライ。
運動した後だからおいしいのなんの。またまたがつついてしまった。
またたく間に睡魔に襲われ、9時にはぐっすり寝入る我々でありました。

ネパールにベンガル虎を探しに行こう!の巻 より抜粋)

 

ミニ・アドベンチャー

ラフティング+サファリ+トレッキングの組み合わせです。ご希望に合わせて日程をアレンジします。

提供: ヒマラヤン・シェルパ・アドベンチャー

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トレッキング・コースの特徴・見所