(ロブチェ・ピーク、Lobuche Peak)
東峰と西峰があるが、Trekking Peaks Bグループで許可されているのは、Lobuje East Peak, 6119m。
本当のLobuje East Peakは、キレットをはさんで、急な氷雪斜面から頂上に至る顕著なピークであるが、キレット手前のニセLobuje East Peakをそれと間違えて(Lobuje East PeakをLobuje West Peakと考えて)、キレットを越えて頂上に出ることなく戻るパーティがしばしばあるということだ。
このキレットは、懸垂下降で下り、困難な氷雪斜面を、頂上まで登攀しなければならない。
アプローチは、エベレスト街道のLobujeからも入れるが、ノーマルルート(南陵)はPhulungからDzongilha方面に向かい、Tsholo Tso上部の丘をトラバースして、Hidden Lake(5551m)に至る。ここがBCとなる。Ama Dablam やTawcheの展望がすばらしい。
Lobujeからのルートが合わさるあたりがhigh campとなる。ここまでは、高度差があり、急なスラブ風のテラスや雪上登攀を経て、途中45-50度の氷雪斜面に固定ロープをフィックスする。
このあと、雪の状態にもよるが、痩せた雪陵が頂上に至る稜線と交わるところまで続く。これを避けて、左斜面の雪上にルートをとるパーティもある。
山頂陵もこぶがあったり、クレバスで切断されたりで困難な登高となる。
南陵からのノーマルルートとは別の、East Face Couloirルートは、難易度:TD。
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